12 婦人用　　小紋と長襦袢のセット 着物・浴衣

桜や桃のような小花とカトレアに似た花柄を染めた小紋です。 花弁は白とバラ色、珊瑚色で描かれ、白の花には薄いピンクやグレーの色をボカシ風に挿して立体感を出しています。 駒綸子の生地でヨコ糸に強撚糸を2本入れ、タテ糸がヨコ糸の数本をまたいで浮かせて生地に光沢を出しています。 霰の降るような細かな地紋を浮かび上がらせていますが、柄名は不明です。 地色は青みを含んだシルバーグレーに近い色目です。 着物の胴裏は白の羽二重、八掛は精華ちりめんに黄色がかった薄い赤色の朱華（はねず）のボカシに染めています。 寸法（単位㎝） 身丈（背）155.5　裄62　袖巾32　袖丈47　後巾29　前巾23　 広衿　裸スナップが2カ所付いています。 左袖の前に汚れがあります。（写真2,5,6枚目） 小紋の袖丈47㎝は、長襦袢との兼ね合いが悪く、襦袢を一部手直しして、小紋と長襦袢のセットとして出品します。 ひと昔前では、多くの方が身巾は八寸、六寸（30.3㎝・22.7㎝）、袖丈は一尺三寸（49.2㎝）の普通寸法で間に合わせたものですが、この寸法以外の着物が出てきますと、中途半端で寸法の合う長襦袢を探すのに苦労するのが現状です。 次に正絹の単衣の長襦袢です。 タテ縞と梅柄の地紋を入れた駒綸子の生地を淡いピンクでぼかした単衣の仕立て上がりで、袖は無双です。 地紋は穏やかな曲線で流れる水の様子をタテ縞で表した流水柄です。 そして、梅柄は梅鉢と呼ばれる模様です。 中心円の周りに円形の花弁を5枚並べてシンプルに表現しています。 所々、蜘蛛の巣のように見える蜘蛛絞りを施して珊瑚色を挿しています。 小紋と寸法的に合う長襦袢を探して、肩幅を詰めて着物に合わせています。（写真16枚目） 一応肩幅はどちらも30㎝となり、長襦袢丈、袖丈、袖巾は着物よりも短くなっております。 正絹羽二重の反物巾の居敷当てを腰揚げから裾まで付けています。 寸法 長襦袢丈（背）123　裄61　袖巾31　袖丈46.5　後巾31　前巾27 着物と長襦袢をお求めの場合、できる限り、両者の肩幅を同じ寸法の物をお選びくださいね。 シミ汚れは無いようです。 小紋、長襦袢ともシミ、汚れ等は出来る限りチェックしておりますが、見落としのある場合もございます。 ご理解の程、お願いいたします。 小紋と長襦袢のセットです。